波照間島の記事はこちら
沖縄県八重山郡竹富町、波照間島。
有人島として日本最南端にあたるのが、この波照間島だ。
サンゴ礁でできた美しい波照間島へのアクセス手段のひとつとして、貨客船が存在する。
基本的にはより短時間で到着する高速船を用いるのが一般的だが、週3便運航されている「フェリーはてるま2」に乗船し、のんびりと海を渡ることもできるのだ。
今回はそんなフェリーはてるま2の乗船記をお届けしたい。



島の玄関口となる波照間船客ターミナル。
沖縄らしく、シーサーが鎮座している。
さすが波照間島、ターミナルから見える海もこれ以上なくすばらしい。
ハテルマブルーと称えられるのも納得である。


これが今回乗船する、安栄観光のフェリーはてるま2。
フェリーという割に、船体はすこし小さめに見える。
島の人に話によると定刻通りに運航しないこともあるようなので、乗船する際は事前にターミナルで確認することをおすすめする。

さて、乗船だ。
フェリーはてるま2は、石垣島と波照間島を約2時間で結ぶ。
高速船の乗船時間が実質100分くらいかかることを考えると、正直なところあまり所要時間は変わらない。
運賃もこちらの方が安いため、日程が合えば使わない手はない(かも)。

船へ乗り込んだ。
船内を見る限り、乗客は自分と友人、そして船員らしき男性が2名ほどしかいない。
船内にはきちんとイス席や雑魚寝できるスペースが備わっているが、ほとんど貸し切り状態。かなり贅沢でうれしい。
天気も海も最高に良いコンディションだ。
波照間島に別れを告げるため、甲板へ出る。


甲板にもイス、テーブルが備え付けられている。
南の風に吹かれながら、人の少ない船内でぼーっとした船旅が楽しめる。


船を係留していたロープが外され、出航。
定刻よりも若干早い気がするが……貨客船だしそういうものか。

少しずつ島が遠ざかっていく。

遠くから見ると、やはりサンゴの島であるということがよくわかる。
島が平べったい。
ニシ浜やターミナルから望んだ海も素晴らしかったが、船の上から見る景色はやはり格別だ。
島との別れを惜しみながら、ゆっくりと海の上を進んでいくのはいつもなんとも言えない気持ちになる。
これだから船旅はやめられない。

防波堤が近づいてきた。
そろそろ本格的に島を離れるようだ。

行く先にパノラマで広がる水平線。
さっきまでと違い、だんだんと海が青々しくなってくる。
これはこれでいい色だな。
手すりにもたれてしばらく海を眺めていると、思いがけない来客があった。

カツオドリだ!
風に乗るように、悠々と船の横をついてくる。

2羽目のカツオドリもやってきた。
魚を捕まえるため、ふわふわと空を飛びながら時折鋭く海へ突っ込む。
狩りの様子が間近で見られて面白い。



旅のお供ができたようで、なんだか嬉しい。
しばらくの間甲板で風に吹かれて少し疲れたので、船内へ戻る。
あまりにも気持ちの良い船旅で、休むことを忘れて写真を撮り続けてしまった。


これは友人が波照間島のお土産として購入した、幻の泡盛「泡波」。
波照間島内向けに生産しているため流通量が少なく、島外で手に入れることが難しいお酒とのこと。
波照間島に来れば普通に購入できるようだ。
金欠だったので買わなかったが、今思い返すとせっかくなので買って帰ればよかったと思う。

昼も過ぎ、日が高くなってきた。
西日が海をきらきらと照らす風景が好きで、いつも見入ってしまう。
さて、石垣島に近づくにつれて、八重山の島影が遠くに見えはじめる。
あれに見えるのは新城島か黒島か、どこだったかな。

そうこうしているうちに船はどんどん進む。
高速船の向こうに見えるのは竹富島。石垣はもうすぐだ。
今回の旅で、訪れたことのある八重山諸島の島々は石垣島、西表島、与那国島、波照間島の4島となった。
そのうち残りの島もすべて訪問したい。
八重山の海は、何回来てもいいものだ。今回の旅で心からそう思った。

石垣島が見えた。
他の島に行ってきた後だと、石垣の都会さがより際立って映る。

石垣港に入港。
同じ港には、先日乗船したフェリーよなくにの姿もあった。
それにしても今回の船旅はかなり格別なものだった。
それなりに船には乗ってきたほうだと思うが、今までの航路の中でも指折りのすばらしさがフェリーはてるま2にはあった。
南の海をカツオドリと旅する体験はなかなか味わえない。
みなさんも波照間島に行く機会があれば、ぜひ貨客船の利用を検討してみてはいかがだろうか。
ちなみに今回は天候に恵まれ揺れは小さかったが、それでも多少は揺れる船だ。
アネロンなど酔い止めを準備してからの乗船をお勧めする。

記事の更新はXにて!
ぜひフォローお願いします!

コメントを残す